現場に根ざした、水と海苔の「見える化」へ
海苔養殖において、水質は命です。
なかでも「リン」や「窒素」といった栄養塩の濃度は、成育状況・色落ち・品質に大きく影響を及ぼします。
ウミト・プラスでは、現場レベルでの水質の「見える化」に向けて、日々取り組みを進めています。
お気軽にお問い合わせください。
リンの簡易計測を現場で
現在、Hanna Instruments Japan(ハンナジャパン)社の計測キットを活用し、
知多海苔研究会との連携のもとでリン濃度の簡易測定を実施しています。
得られたデータは、研究会での既存データと比較しながら、相関性や活用可能性の検証を進行中です。
現場での素早い判断につながる、低コストかつ高頻度な水質把握を目指しています。
将来的には、アプリによるサービス化を構想
現在は紙ベースでの記録・確認を行っていますが、今後は下記のようなサービス化を目指しています:
- 計測データをスマートフォンで記録・共有
- 自動グラフ化で経時変化を“見える化”
- 異常傾向の早期検知・注意喚起
漁師さんや関係者の皆様が、直感的に・簡単に・すぐに使える水質モニタリングツールとして展開していきたいと考えています。
窒素の計測は今後の課題
一方で「窒素」は、現時点ではオートアナライザーなどの大掛かりな設備が必要であり、
現場での簡易計測が難しい状況です。
今後、大学・研究機関・メーカー等と連携しながら、
窒素の簡易モニタリング技術の確立にもチャレンジしていく予定です。
現場に寄り添う、科学のチカラを。
ウミト・プラスでは、
「感覚に頼っていた海の変化」を、データで“見える化”することを大切にしています。
現場発の取り組みを、
技術と協力の力で、未来の海苔養殖に役立てていきます。
📩 ご質問・協力提案・モニター協力のご相談は info@umito-plus.com まで